< コースガイド・コメント >
南宮山は麓に鮮やかな朱色の社殿がある南宮大社があることでも知られる、不破の山だ。
山自体は400mそこそこと高さはないが、社殿を見てみたいこともあり、今回訪れることにした。
駐車場から、まず目に付くのは、立派な楼門だ。この楼門を潜ると、今は改修中の舞殿と拝殿が現れる。見事な朱色が眩い。
拝殿の南側の入口を抜けると、ハイキングコースとなっている。
ハイキングコース沿いにも社殿やら記念碑が立ち並んでいる。その中でも、目を引くのが瓦塚だ。
文字通り、瓦で出来ているこのこの塚は長年、社を守ってきた古瓦で作られているようで、普段高いところにある鬼瓦もすぐ間近で見ることができる。
普段あまり気づかない鬼瓦だが、近くでみると恐ろしい顔をしているものだと改めて気づく。
何十もある朱色の鳥居の中を歩いていく。
鳥居が終わり、左手に折れるとため池の前にある登山口へとつながる。
登山道は、緩やかに登っていく道が大半を占めており、心地よい。
■登山道 緩やかに登る箇所が多い
途中で東回りの道とぶつかり、さらにその先に注連縄のしてある大木の神木がある。
そこから少し歩くと、祠が奉ってある高山神社が鎮座している。
今までのように、ゆったりした道を登っていくと、急に視界が明るくなり、小さな小屋が見える。
ここが、毛利陣営跡の展望台だ。展望台には、毛利陣営跡の石碑と望遠鏡がある。
景色も広がっているが、この日は天候に恵まれず、遠方まで望めなかった。
ここで、景色を見ながら昼食を食べることにした。天気が良ければさぞかし気分がいいだろう。
三角点の山頂はここから西に下る道を進むことになるのだが、今回はここまでにしておいた。恐らく、また登りに来るだろうから、景色とともに次回の楽しみとしておこうと思う。
昼食後、来た道を戻り、神木から少し進んだ場所の分岐を来た道と違う道で降りていく。登りの道よりも急で、大きめの石がゴロゴロしている感じがある道だ。少し気をつかわないといけないが、下り向きのコースだ。
下りきると、行きに歩いてきた朱色の鳥居の最奥にある神社へと出る。
■南宮稲荷神社 下山道を降りると、たどり着く
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