< コースガイド・コメント >
鳳来寺山から棚山へ。棚山は鳳来寺山、宇連山とを結ぶ稜線上にある高原である。
林道途中で車を停め、林道を登っていく。側壁が所々崩落している林道の終点にゲートが現れ、その脇に登山口がある。
はじめはジグザグに登っていくと、次第に勾配も緩やかになり、水にえぐられた道の脇を進んでいく。
すると、視界が広がり廃屋が目立つようになる。ここは棚山キャンプ場として、かつて栄えていたようだが、今やその面影もない。
廃屋をさらに奥に進むと瀬戸岩から棚山へ、廃屋から左手に通じる道を進むと棚山高原から大島の滝を通り、宇連山へとつながる。
地形図を見る限り、棚山高原からまわっても棚山へと通じる道が記載されていたので、廃屋から左手に通じる棚山高原から大島の滝を通り、宇連山へとつながる道を選んだのだが、後々大変なことになる。
廃屋裏へと回ると、海抜758m、250haの広さをもつ棚山高原に姿を変える。棚山高原はツゲ、シャクナゲ等の植物が自生する高原のようである。
ツゲらしい(?)植物はあったけれど、シャクナゲはシーズンオフのためもちろん見ることは出来なかった。
緑に覆われているその間から木々が生えている姿はとてもきれいだった。
棚山高原を過ぎると再び林道へと出る。林道からの視界は広がり辺りの山々を見渡すことができる。
林道から途中で「宇連山・大島の滝」と書かれた看板があり、ここから再び登山道へと入っていく。
しばらく進むと眼下に、大島の滝が見えてくる。まずまずの大きさの滝で見応えはある。
地形図では、林道の分岐と大島の滝との間に山頂へと通じる道が記されているものの、何度探しても見当たらない。
つじもと相談の結果、木々に覆われた山肌を登っていくことに決定。尾根道はなんとなく見えていたので、思いのほか登る気になった。
尾根道に出て、宇連山とは反対方向に進むと、小ピークがあり境界見出標90というところに棚山の記載があった。地形図からしても恐らくここが山頂だろう。
しかし、山頂を過ぎて下山を始めると再び小ピークに棚山のプレートがあった。恐らくこちらは偽者で、誰かがピークを間違えて看板を付けてしまったので、次から次に間違えられているのではないかと思う。
こういう偽プレートには本当に困ります。
帰りは、笹の道や瀬戸岩を巡り下山しました。
■笹道 尾根道には所々笹に覆われた箇所がある
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