大学の卒業研究が忙しく遊びに行く機会も減っていた。朝起きて天気があまりに良かったので久しぶりに登山にでも行こうと思い、宮路山・五井山へと向かった。
宮路山・五井山は三河湾の展望が良いことで知られており一度は登ってみたいと思っている山だった。
宮路山へは、国道1号線を名古屋方面から豊橋方面に向かい、音羽中付近の信号を右折し県道374号に入る。県道374号を東に進むと宮路山登山口と書かれた看板に従い、町道宮路線を進んでいく。
県道宮路線にいくつか駐車スペースがあるが、峠まで行けば大きな駐車場とトイレがある。今回は適当なスペースに駐車し、「野鳥の森」の看板がある所から登ることにした。
登山口
ゆったりとした整備された山道を歩いていく。緩やかな登りで鈍っている体にはちょうどいい運動になる。15分くらい登っていくと「宮路古道切通し」と書かれた看板が現れ、峠の駐車場に着いた。
宮路古道切通しとは古代・中世東海道(江戸時代以前)の通路にあたっていたようで、更科日記をはじめ多くの紀行集にその記述があるようです。
階段も備え作れら、緩やかに高度を上げていくと、宮路山頂・宮道天神社分岐の看板がある。分岐から宮道天神社までは80mと近いので寄ってみた。
時に何があるでもない神社と言ってしまったら失礼かもしれないが造りが現代風で少し残念だった。
登山道
先ほどの分岐から宮路山山頂までは110mと近く、すぐに山頂に出た。まず、目に付くのが眼下に広がる三河湾である。天気が良く豊橋の工業用地、渥美半島、石巻山など遠くまで見渡せた。
また山頂には宮路山聖跡と書かれた碑があり、裏には難しいことが書いてあったが学がないのでよく分からなかった。
山頂で昼食を取り五井山に向かうことにした。
宮路山からは稜線歩きとなり、木々の間から差し込む光が気持ちよかった。途中、大きなアンテナ塔を右に見ながら歩いていくと舗装された林道に出る。
ここからは林道に沿ってしばらく歩くことになり、今までの雰囲気が一遍する。途中に五井山と書かれた小さな看板があるので、見落とさないように注意し、再び森の中に入っていく。
五井山の山頂は宮路山同様に視界を遮るものが何もなく、三河湾を一望できる。すぐ真下には蒲郡を象徴する竹島を見ることができた。
また山頂にはアンテナ塔があり辺りは草原のようになっている。
五井山から展望
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五井山山頂の様子
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この山は登りやすく景色もいい。手軽にハイキングをしたい人にはもってこいなのかもしれない。
< コースタイム >
登山口(11:52)→ 宮路古道切通し(12:05)→ 宮路山頂・宮道天神社分岐(12:15)→ 宮道天神社(12:16)→ 宮路山頂(12:21)→ アンテナ脇通過(12:51)→ 五井山頂(13:14) |