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■ 編笠山、権現岳  あみかさやま、ごんげんだけ  2524m・2725m

2006年8月5日(土)  晴れ

< 登山口 > 山梨県北杜市

< アクセス > 名古屋 国道19号 中央道(春日井IC−小淵沢IC) 観音平

    小淵沢ICから八ヶ岳高原ラインを北上。観音平入口の道標に従い進む。Pには約30台駐車可能。
    名古屋発 4:00  中央道「駒ヶ根サービスエリア」からも駒ヶ根の山々を見て楽しんだ。

< メンバー> あさい、つじも、たけうちさん、いしいさん

< コースガイド・コメント >

久しぶりの本格登山となった編笠山・権現岳。メンバーも、つじも、たけうちさん、いしいさんの体力自慢が集まった。

朝4時に名古屋を出て、観音平駐車場に着いたのは、8時前。すでに駐車場は埋まっており、林道脇に駐車する。

準備も終え、これから登山開始というと時に、いしいさんが腹痛を起こし、たけうちさんがアクティブダイエットのペットボトルが落下してしまうという波乱で始まる登山となった(笑)

はじめは、森林浴気分で、一面緑の中、緩やかに登っていく。

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■緑の登山道 登山口から10
分程で、きれいな緑が広がる

次第に傾斜が増すにつれ、岩場の道へと変わっていく。ここからは暫く、岩場の道が続く。

思っていたよりも早く雲海へと出た。雲海は富士山に絶景ポイントの一つであるのだが、そのことをすっかり忘れていて、そのまま登っていってしまった。

雲海を過ぎてから、自分が大学名の入ったシャツを着ていたせいか、名古屋から来ていた熟年グループに声をかけて頂いた。「何時に朝出発したか?」とか「どのルートを回るのか」など話が盛り上がった。そのときにポツリと一言「富士山きれいだったけど、見たか?」と言われたのだが、後の祭りである。
結局、この日は富士山の山頂付近が、わずかに雲の上に出ているのを見ただけだった。

カラマツの針葉樹林帯を抜けると押手川に着く。

雪解けや雨季には林床から水が沸いて出るようだが、8月のこの次期には水はなく、広場のようになっていた。

編笠山頂に近づくにつれ、視界も広がり、勾配も急になってくる。

森林限界に達すると、岩が多数点在する場所に出て、景色が一変する。

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■南アルプス 森林を抜けると南ア
ルプスを一望できる。南アルプスの
横には富士山の頭が雲の中から出て
いた。
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    ■編笠山終盤 編笠山頂に通じる最
    後の道は石に覆われている。この山
    は変化に富んでいるコースだ。

岩場を登りきれば、編笠山だ。

編笠山に着くと、まず、眼前の景色に釘付けになる。360度の大展望が広がる。
富士山、赤岳をはじめ一帯の山々、南アルプスの山々、遠くは御岳まで見ることができる。

多くの人が赤岳、これから向かう権現岳を見ながら、早めのランチタイムを楽しんでいた。
我々も、絶景を前に早めの昼食とした。

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青年小屋を過ぎ、再び登り始め、次なるピークであるギボシに向かう。途中、30分ほどで小ピークの「のろし場」で出た。

のろし場の眺めも良く、左手には赤岳、振り返れば編笠山、そして目の前には、荒々しい姿のギボシを見ることができる。

のろし場を過ぎると、ガレ場へと変わり、高山らしい山道へとその表情を変える。
ギボシ直下では、道幅も狭く、鎖場もあり、このコースで細心の注意が必要な箇所だ。

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■ 権現岳小屋と権現岳 ここが日本であることを忘れて
しまう雄大な姿

 
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          ■ 赤岳(右)、阿弥陀岳(左) 赤岳はその言葉通りの
          赤さが美しかった

ギボシの岩場を過ぎると、権現岳手前の権現小屋に出る。青年小屋に比べたら、小さな小屋ではあるが、ここで見る夕日や朝日はきっと格別にきれいなものだろうと思う。(今回はもちろん通過です…)

権現小屋から、権現岳へ。緩やかな道を進めば、すぐに権現岳に着く。

権現岳の山頂は岩肌になっおり、その天辺には剣が刺さっている。その姿、剣が刺さっていることから、とても雄々しい山である。

権現岳を少し過ぎて、開けた場所で長めの休憩をとった。つじもさんがだいぶ体力の限界にきていたのか、お疲れの様子でした。

権現岳からは三ツ頭、木戸口公園を通り観音平に抜ける周回コース。

権現岳から三ツ頭へは急激に下ることになる。三ツ頭、前三ツ頭へと続く尾根道がハッキリしているので、見ていてとても気持ちいい。

鞍部に出て、再び登り始めたところで権現岳を振り返ると、その岩肌がよく見えた。程なく、三ツ頭に出る。

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    ■三ツ頭手前からの眺め
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    ■三ツ頭 権現岳の次のピーク(2580m)

三ツ頭からは徐々に高度を下げていき、再び森林地帯へと入っていく。木戸口公園へと抜け、長い森林コースを2時間近く歩くと、八ヶ岳横断歩道へと着く。この遊歩道を右に進んでいけば観音平駐車場へと出る。

八ヶ岳横断歩道にも多くの植物や蝶がいるので、最後まで楽しめる登山コースとなっている。

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    ■八ヶ岳横断歩道 観音平Pまで通じる遊歩道。花や蝶など見応えのある道が続く。
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    ■アサギマダラ 遊歩道には多くのアサギマダラが。アサギマダラは渡りをすることで有名な蝶。
今回、初めて八ヶ岳周辺の山を登ったのだが、やはり景色は最高だ。コースにも富み、夏山を存分に楽しむことができた。

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    ■観音平P ここかれでも南アルプスの山々を見ることができる

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    ■ツリガネニンジンかな?

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    ■編笠山序盤 緑の道から岩や木の根が広がるコースへと変わる

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    ■編笠山序盤 大きな石も点在する
    ようになってくる

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    ■編笠山 山頂で大勢の方が目の前の絶景を見ながら昼食タイム

     

     

     

     

    編笠山を過ぎると、青年小屋がある鞍部に一度、大きく下る。この下りがまた厄介で、登りの岩場を遥かに越えた、ものすごい岩場の下りが待っている。

    見渡す限りの巨岩で、これには正直びっくりしました。
    こんなにすごい巨岩群は初めてです。

    たけうちさんがかなり怖がっていたけど、足元に気をつけながら、ゆっくりと一歩づつ降りていき、青年小屋に無事着きました。

     

     

     

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    ■青年小屋とギボシ 巨岩の上を歩いて下っていく

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    ■ギボシ ギボシの手前には鎖場もあり注意が必要

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    ■ギボシと権現岳 ギボシ(左)を抜ける道は険しく滑落しないように細心の注意が必要

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■権現岳 岩場に囲まれた難所

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    ■権現岳を望む 岩場をはっきりと確認することができる

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    ■木戸口公園付近 高度を下げていくと木々が増えてくる

    < コースタイム >

     観音平

     8:02

     押手川

     9:16

     編笠山

     10:24

     青年小屋

     11:29

     のろし場

     11:52

     ギボシ

     12:12

     権現岳

     12:42

     三ツ頭

     13:59

     木戸口  14:46
     遊歩道分岐

     15:49

     観音平  16:14

No.70


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