午前中は雲が広がっていたが昼くらいから晴れ間がのぞいてきた。
古城山から誕生山へは新美濃橋を渡り右岸に出ます。長良川沿いを南下すること約1.8kmの所で右後方に伸びる林道があります。
この林道はぎふ美濃ゴルフクラブの北側になります。林道を50m程行ったところに4台程の駐車スペースがあります。
朝5時半から歩いているのでさすがにお腹もすいてきたのでちょっと早めの昼食をとっているともう一台の車が入ってきました。60代くらいの夫婦で、なぜかおばちゃんに「ご飯食べすぎ」と言われました。
ご飯を食べ終わったら早速登山開始です。林道入口に張ってあるロープをくぐり奥へと進んでいきます。林道は舗装されていませんが明瞭で迷うことはありません。林道を歩くこと10分で誕生山登山口へ到着です。
登山口には誕生山登山口の看板が立っていたがその先は竹や笹で覆われていた。
倒れている竹をくぐりながら少し進むと登山道が現れてきた。黙々と登っているといつのまにか尾根に出ていた。
途中で中野からの登山道と出合うのでここを右方向に進む。
尾根づたいに展望のいい山道を進んでいく。すると先ほどの老夫婦が現れ、軽く会話をして追い抜いた。どうやら私達のことを高校生と思っていたようだ。
心地良く歩いていると急に目の前にそびえるような岩場が現れる。関西電力の方が設置された手すりがあるので足元に注意しながら登っていくが手を滑らせれば危険であるので注意が必要だ。
岩場を登りきると今度は急登の登山道が続いている。
この急登を登りきると大きな反射板が見えてくる。ここが誕生山頂だ。山頂には5人の中年男性が昼食を食べていた。
山頂は南西方向の展望が良く長良川の流れを見ることができる。また三等三角点、誕生神社御神跡の石碑があった。
山頂にあるビールケースをイスにして長良川の流れを見ながらしばしの休憩をとった。
誕生山頂の三等三角点
ひと息ついた後、下山しようと来た道を引き返し50mくらい行ったところで先ほどの老夫婦に出会い「まだどこか行くのか」と聞かれ「天王山に行く予定です」と言うと絶対縦走したほうがいいと熱く語られた。
そのこともありよっしーと相談した結果、縦走をすることにした。
もう一度、誕生山山頂まで出る。山頂の東側に天王山への縦走路があり看板には2時間と書いてあった。
誕生山から天王山を目指す。初めから一気に高度を下げていくこととなる。ある程度下ったと思うと今度は一気に高度を上げる。
いくつもこんなことを繰り返しながらピークを越えていくのだがいくつピークを越えたかは覚えていない。覚えていないというより数えていなかったしこんなにたくさんピークを越えるなんて思ってなかった。
途中、鉄塔がある開けた場所に出る。鉄塔からの展望は良く疲れていた心に再び元気を与えてれた。おおよそここが中間地点と考えて良いだろう。
またいくつかピークを越えアップダウンも落ち着きだすと天王山が近づいてきた証拠だ。小さくいったん下り、登りきるとそこには天王山頂だった。
山頂は広く、小さな山頂小屋その奥に山頂プレートと二等三角点がある。また誕生山と同様に反射板もあった。
本当に広々としているためついゆったりとしたい気分だったが、10分くらい休憩したら雪がぱらつき北のほうから雨雲みたいな雲が急激に近づいてきていたため下山することにした。
下山は大矢田神社へと続くコースから下山することにした。大矢田神社から天王山へ登る人は多いため登山道はよく整備されていた。縦走路に比べれば下山は楽なものだった。
大矢田神社は物静かでいかにも神聖な雰囲気が漂っていた。それは大矢田神社社殿が国重要文化財に指定されていて養老2年(716年)泰澄によって建立された伝統ある神社であることからもわかる。
その大矢田神社を通り抜け、ぎふ美濃ゴルフクラブを周り駐車場へと戻っていった。
誕生山
コースタイムは駐車場〜誕生山まで登り48分、誕生山〜天王山の縦走1時間15分、大矢田神社へ下山30分でした。 |