尾高山へは国道306号を北上し奥郷橋を越え左折し県民の森方面へ進む。乗馬場の奥に尾高山十一面千手観世音菩薩と書かれた大きな看板があり、その前に車を停める。
尾高山への登り口となる尾高観音へは看板し従い歩いていく。
歩いてすぐに菰野町杉谷文化財収蔵庫がある。この収蔵庫には大字杉谷地区の中世寺院の墓地から出土した古瀬戸系や常滑系の蔵骨器などが保存されているようです。
さらに少し歩くと樹齢300年の背の高いヒノキが立ち並んだ尾高観音への参道に出る。参道は静まり返っていて厳かな雰囲気である。参道を進むと六角形をした六角堂に着く。この六角堂には聖徳太子自作と伝えられる十一面千手観世音菩薩が安置されている。
尾高観音
山道への入口は六角堂の左側にある。5段くらいの石段を登りすぐに分岐があるので右へと延びる坂を登っていく。登って5分ほどで藤井鬼白書の天春静堂句碑がある。立派な石碑だが理系の自分にはイマイチ書いてある意味がわかんなかった。
石碑を過ぎて尾根を登っていくと今度は赤い東屋が見えてくる。東屋は柱が傾いていてバランスは良さそうではなかったが、尾高高原の眺めは良かった。
時間も5時近くなってきて日の入りの時刻も迫っていたので先を急ぐことにした。
東屋から数分の所に石仏がおられた。風雨にさらされかなり傷んでいるようでした。この辺りから幾つかロープが張られた場所が出てきていろいろな山歩きが楽しめる。
そんなこんなで歩いていくとあっという間に山頂へと出た。山頂は東側の展望が開けているが、展望台に登れば辺り一面を見ることができる。展望台からは釈迦ガ岳や御在所岳も見ることができた。雪山へと沈みゆく太陽はとてもきれいだったが、入道ガ岳同様に山頂付近の風は強く、少し滞在したのち同じ道を下山することにした。
山頂から四日市方面
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展望台から御在所岳
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< コースタイム >
登り 31分
下り 23分 |