御在所岳から入道ガ岳へ。県道11号付近の水沢町は伊勢茶で知られており一面の茶畑が広がっている。その茶畑の間から先ほど登ってきた御在所岳が見えた。
天気も回復してきて雲はいつのまにかなくなっていた。
入道ガ岳山麓にある椿大神社に車を停め駐車場から伸びる神社脇の舗装された林道を歩いていく。椿大神社の本殿は立派で神聖な雰囲気が漂っていた。安全祈願をして再び林道へ戻る。歩いている人も少なくなって登山者数人とすれ違っただけだった。
右手に現れる愛宕神社と書かれた鳥居が登り口となり長い階段が続くことになる。ここから登るのが北尾根コースだ。
階段を登っていくがあんまり長いので脇に入る林道を歩くことにした。少し大回りしながら愛宕神社裏手に出た。
愛宕神社鳥居
愛宕神社の左手に続く杉林をジグザグに登っていくと尾根に出る。尾根は陽射しもやさしく歩いていて気持ちいい。送電線を過ぎ200mくらい歩くと左に折れ急坂を下る。
コルに出ると今度は急登が待ちかまえていた。急な坂道が続き汗だくでへばっていると避難小屋が目についた。避難小屋の先にも急坂が続いていたので小屋で休憩することにした。
10分くらい休憩して再び登りだす。急坂は思っていたよりも長くきついが、杉林を抜け落葉した木々が目立ってくると次第に景色も良くなってきて気持ちが楽になってくる。
左側に見える入道ガ岳も近づいてきているし、水沢町の茶畑も見ることができる。
さらに高度を上げていき灌木へと変わると一気に視界が開け伊勢湾の眺めがよく御在所岳もはっきりと見ることができる。この辺りから雪が目立つようになってきて、じきに一面の雪に覆われた。
灌木の中を抜けながらしっかりと踏まれた雪の上を歩いていくと北ノ頭(910m)に出た。
北ノ頭から山頂鳥居ははっきりと確認できる。北ノ頭を左に折れ山頂鳥居までは7分の道のり。
山頂の鳥居
山頂付近は辺り一面が開けており展望は抜群に良い。周辺の鈴鹿の山々や伊勢湾や平野が一望できる。寝転がってゆっくりしたい景色が広がっていたが、じっとしていられないくらいの冷たい強風が吹いており鳥居脇にある一等三角点の写真を撮り早々と同じ道を下り始めた。
鳥居脇の一等三角点
入道ガ岳は高さこそ906mで1000mに満たないが急な登りが続くため登った時の満足感は大きい。また4月・5月になれば山頂付近はアセビの群落となっているでその時期に来ればまた違った楽しさがあるだろう。
このページを作成しながら同じルートで下山してしまったので井戸谷コースで下ればよかったかなと少し後悔した。
< コースタイム >
登り 愛宕神社鳥居→北ノ頭 1時間26分、北ノ頭→山頂 7分
下り 1時間 |