takasai_bana.jpg

■ 南木曽岳  なぎそだけ  1679m

    日にち:2005年6月5日(日)

    登山口:長野県南木曽町

    天気:晴れ

    メンバー:管理人、ひろき、さとぅ

    交通:
     名古屋市 国道19号 国道256号 南木曽岳   TOYOTA カローラFIELDER

    コメント:

    日本三百名山に選定されている南木曽岳はその名前から中央アルプスの南に位置しているようであるが中央アルプスの主稜線からは外れ西に位置している。
    また、江戸時代から信仰の山として多くの人に登られてきた歴史がある。

    名古屋から南木曽岳への交通アクセスも楽で国道19号を北上し、吾妻橋の交差点を右折し中山道宿場街の妻籠宿沿いの国道256号を進んでいく。
    国道256号からは南木曽山麓キャンプ場をめざす。だんだんと道も狭くなり、南木曽山麓キャンプ場の看板に従い車を進めるとキャンプ場に着いた。キャンプ場の奥に南木曽岳登山者駐車場があるのでキャンプ場の中を道なりに突き抜けていく。駐車場は3箇所ほどあり、全部で50台くらいは駐車できそうである。
    駐車場に車を停め就寝することにした。まだまだ冷え込む時期なのでしっかりとした服装をしていないと寒いだろう。

    朝6時半に起き準備をして7時駐車場を出た。駐車場から林道をすこし登ると避難小屋、トイレ、登山道全体図がありここから登り始めることになる。林道ゲート脇の看板に従い森へと入っていく。
    辺りの木々の背は高く、緑豊かな朝陽の差し込む道を歩いていく。途中に東小屋があるだけで、すぐにまた林道に出てしまった。

    050605nagisodake_4.jpg
    ヒメシャガ

    南木曽岳を見ながら林道を歩いていくと金時の産湯の池があった。説明看板によると

    南木曽岳は別名を「泣きびそ岳」「金時山」「揚龍山」と呼ばれていたようです。「昔、あららぎ村の「泣きびそ岳」に、山姥が住んでいました。この山姥が子供を産んだのがこの池だと伝えられています。その子供は金時童子と名づけられ、熊や猿を友達として大きくなりました。青年になって京都に上り、源頼光という武将に仕え出世したようです。

    050605nagisodake_5.jpg
    金時の産湯の池

    あくまで伝説の池ですのでその真偽は分かりませんが、歴史ある山であることがここからもうかがえます。

    金時の産湯の池を過ぎ、また歩いていくと左手に南木曽岳登山口入口がやっとあった。

    はじめは登っている感じはなく木々の中を歩いていく。すると小さな小川には木で作られた橋がかけられていた。所々、木製の橋を渡りながら少しずつ登っていくと登り道と下り道の分岐がある。

    上り道を登っていくと金時ノ洞窟と書かれた看板があった。看板の脇の金時ノ洞窟へと続く道を降りていく。確かに洞窟らしい小さな洞穴みたいなのがあった。思っていたよりも大きくはないかな。

    ここからちょっと急坂になってくる。少し視界が開けたなと思い振り返ると恵那山が見えた。こりゃあ高さが上がればきれいに見えるなと思い上を目指す。

    登りも一端落ち着き、喉の滝と書かれた看板がある。滝の音が微かに聞こえるが見当たらない。みんなが休憩しているので、一人見に行くことにした。
    どうもあまり人が入っていないせいか、踏み跡などはなく手探りで滝へ向かった。
    喉の滝は思っていたよりも大きかったが水量はあまりなかった。一人で少し眺めてみんなのところに戻った。

    滝からもう一度登っていくことになる。登りきるとまた一度落ち着き、ゆったりと恵那山を見ながら歩いていく。

    すると今度はちょっとした鎖場だ。鎖がなくても登れるような感じだが、せっかく鎖があったので使って登った。

    この鎖場を過ぎると本格的な鎖場と木製の立派な階段がある分岐に着く。ここにベンチがあったので小休止。

    10分くらい休憩して階段の方を登っていく。階段だから楽だけど下が崖だけに気は抜けないので注意が必要。トラバースしながら階段を終えるときれいな恵那山全体が見渡せる。

    050605nagisodake_10.jpg
    恵那山

    ここからは巨岩が目立つようになる。
    はじめに目に付くのは「かぶと岩」。かぶとのように鋭く空につきたった形をしています。
    かぶと岩を過ぎると今度は実際に巨岩をまたぐことになる。ここを過ぎると山頂はもうすぐ。

    次第に高所っぽく枯れた立ち木があり、笹道を抜けると山頂(1679m)だ。
    山頂からの展望はなく、三角点と頂上を示す石碑がある。展望がないのが残念だが南木曽岳の見所はここからだ。その前に山頂に備え付けられたベンチで一休み。

    山頂をあとにするとすぐに南木曽岳山大神が祀ってあり、その反対側に柿其渓谷・御岳・乗鞍展望地があり、大きな岩の上に座り展望を楽しむが御岳方面はちょうど雲がかかってしまい、雄大な姿を見ることはできなかった。しかし、1500mくらいの山々はしっかりと見渡すことができた。

    いったん少し下り再び笹道になり、赤色の屋根の山小屋が見えてきて、展望が開ける。
    ここからの眺めが最高で、中央アルプス連峰、御嶽方面の山々が見える。御嶽方面は先程も書いたように雲がかかっていたが、中央アルプス方面は少し雲がかかった程度で駒ガ岳らしき山頂には残雪も確認できた。
    先客の中高年グループがいたためひっそりと景色を眺め下山することにした。

    050605nagisodake_13.jpg
    避難小屋

    登ってきたコースと違い、下山コースは序盤笹道で、その後きつい急坂が続くことになる。
    あまりに傾斜がきつい箇所には一直線に40mくらいの階段が施されているが、これが滑りそうで怖いが一歩一歩慎重に下りていく。
    ここからはクネクネと曲がりながら下りていく。

    急坂が長く続くため、気を遣い疲れてきたなっと思っていると登り道との分岐に出た。ここからは登りと同じ道になる。

    駐車場に戻る前に、駐車場の傍にある男滝と女滝に寄ってみた。
    男滝はやはり迫力ある水量も多い。女滝は細い線がいくつかに分かれて滝となっていた。

    050605nagisodake_16.jpg
    男滝

    050605nagisodake_17.jpg
    女滝

    < コースタイム >
     駐車場(7:11)→登山口(7:16)→登山道入口(7:33)→金時ノ洞窟(7:46)→喉の滝(8:02)→鎖場・階段分岐(8:29)→かぶと岩(8:52)→山頂三角点(8:59)→御岳・乗鞍展望台(9:11)→避難小屋(9:25)→アルプス展望箇所(9:29)→男滝・女滝(11:03)→駐車場(11:10)

    050605nagisodake_2.jpg
    登山道入口

    050605nagisodake_1.jpg
    朝陽に浮かぶ階段

    050605nagisodake_3.jpg
    林道

    050605nagisodake_6.jpg
    序盤の橋

    050605nagisodake_7.jpg
    喉の滝

    050605nagisodake_9.jpg
    鎖場(左)と階段(右)

    050605nagisodake_11.jpg
    枯れた立ち木

    050605nagisodake_12.jpg
    南木曽岳山頂

    050605nagisodake_14.jpg
    中央アルプス展望

    050605nagisodake_15.jpg
    長い階段を下る下山道

No.57


このページは管理人の趣味によるものです。記載内容について一切の責任を負いません。

Copyright (c) 2005 hurdler All Rights Reserved .
Web Pageの改変、複製、転載する事を禁じます

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送