金華山は長良川の南に位置し、急峻な岩山である。戦国時代にはその急峻さから斉藤道三や織田信長が城を構えた歴史的な山でもある。
交通アクセスは百々ガ峰から国道256号を南下し、岐阜公園北側の護国神社前の長良川河川敷(無料)に車を停めた。
金華山へは一昨年の大晦日に初めて登り、今回は二度目の挑戦である。今日は馬の背コースで登っていこうかと考えていた。
まずは岐阜公園の三重の塔を見学し、いざ馬の背コースへと思ったが…なんと通り越してしまったので前回と同様、百曲登山道で登ることにした。
百曲登山道入口は岐阜公園南側にある禅林寺の南側にある。登り始めるとすぐに禅林寺の裏を通っていく。序盤はコンクリートで固められた箇所もあり歩くのに苦労はない。
しかし、次第にその岩肌が目に付くようになってきて慎重に足場を選ばないとズルッと滑りそうである。と言ってもそこまで危険箇所はないので気をつけて歩いていけば大丈夫だろう。
登山口から登ること8分で山頂まで900mの看板が現れた。ここが大体中間地点になるのかな。ここには看板しかないが、少し休憩して上を目指す。
岩肌の登山道
ここからもゴツゴツした岩肌の道を歩いていくことになる。時間が時間だけに少しうす暗くなってきたがあっという間にリスセンター裏手に出て山歩きも終わりだ。
ここからは舗装されたコンクリートの道を登っていき岐阜城を目指す。
天下第一の門をくぐり歩くこと5分で岐阜城がよく見えるポイントに着いた。
岐阜城の歴史は古く、建仁年間(1201〜1204)に鎌倉幕府の軍事目的のため築城され城主の稲葉光資ということもあり稲葉山城と呼ばれていた。
天文18年(1549)には斉藤道三が城主となり、永禄10年(1567)には織田信長が城主となった。慶長6年(1601)に徳川家康の命令により廃城となり、現在の城は昭和31年に再建されたものである。
山頂付近は城だけでなく、金銘水と呼ばれる井戸であったり城にまつわるものが多く残っている。
そういったものを見て回っていると時間も過ぎてしまい辺りも暗くなってきていた。南側には名古屋方面の夜景が、北側には長良川と岐阜市内の夜景を見ることができた。
天気が良ければ御岳山も見ることができるようである。
暗くなったのでもと来た百曲登山道で気をつけて下っていった。
◇追記
長良川河川敷の駐車場に戻ると長良川鵜飼をやっていた。屋形船も出ていて岐阜の風物詩を見ることができてうれしかった。
花火が数発上がったり思っていたよりも豪勢だった。ちなみにこの日は花火の日らしいです。
< コースタイム >
駐車場(17:59)→百曲登山口(18:18)→山頂まで900mの看板(18:26)→金華山山頂(18:38)→岐阜城(18:48)
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