今年初の1000mを越える山として、つじものお勧めもあり御在所岳を選んだ。御在所岳に登るのは2003年9月以来だ。
5日に菰野町に入り鈴鹿スカイラインのゲート前に車を停めた。幸いにも道路には雪がなくすんなりと行くことができた。冷え込んだ空には満天の星空が広がっていた。
鈴鹿スカイラインのゲート
朝6時半に目覚めると思っていたよりもたくさんの車が来ていた。準備を済ませ7時に出発。
ゲートを越えスカイラインに沿って歩いていくと目の前に雪に覆われた鎌ヶ岳が見えてきた。北谷橋を越えてトンネルの手前が裏道登山口となる。登山口には登山ポストと御在所岳・裏登山道と書かれた看板があり分かりやすい。登山口からは舗装された道が続いている。
舗装路が終わると沢沿いに鉄鋼の橋をいつくか渡る。年間を通して多くの人が入っているだけあり、道には石段が整備されていた。難なく歩いて行くと日向小屋に着く。小屋前のベンチでは数人の人が休憩していたが、休むことなく先へと歩いていった。
緩やかに登っていくとちらほらと雪が目に付きだし2つ目の山小屋となる藤内小屋(665m)に着いた。
藤内小屋を過ぎると一段と雪が深くなり登りづらくなってきたのでアイゼンを付けた。ツルツルと滑ることもなくさすがに歩きやすい。
途中にテント泊をしていて本格的だな〜と思っていると辺りの木々が低くなってきて左手に藤内壁が現れる。藤内壁はクライマーも登るすごい絶壁で、大きな岩が積み重なっている。
途中で藤内壁との分岐があり再び藤内壁を見上げると3人の登山者が登っていた。自分にはさすがに無理なんで普通に歩いていく。
藤内壁に沿って歩いて行くと高度も一気に上がり、後ろを振り返ると四日市市内がよく見えた。
藤内壁も過ぎると雪もかなり積もっているようで看板の標識も埋まっていた。
国見峠に着くと案内に従い左に折れ大きく周りながら再び高度を上げる。視界も開けてきて辺りの山々もよく見る。北側には国見岳・釈迦ガ岳が雪に覆われきれいだった。
そこから少し歩くと御在所スキー場も見えてきて山頂が近いことが分かる。
山道も終わると山の上駅やスキー場へとつながる遊歩道に出る。この遊歩道を右方向つまりスキー場の方にスキー客と一緒に進んでいく。
スキー場の事務所らしき所のすぐ脇にテレビで見たことある氷壁があった。思っていたよりも大きく氷が青く幻想的だった。
スキー場の氷壁
山頂へはスキー場脇の遊歩道を進んでいく。この付近は手すりもあり観光地化されていることがよくわかる。
すると伊藤冠峰の冠峰歌の石碑があり漢字がずらりと並んでいる。レ点もふってあるが難しくて全く意味はわかんない。
遊歩道に沿って歩いていくと緑色の階段があるが雪で埋まって手すりが地面から少し出ているだけだった。ここを登っていくと一等三角点がある頂上へと着く。
山頂に着くとリフトのおじさんが雪かきをしていた。三角点の前でつじもと写真を撮り休憩をとった。
山頂の休憩舎の窓からは鎌ヶ岳がちょうど見ることができ一枚の写真のようだ。
しばらく休憩したのち一等三角点から少し西側にある御在所岳最高点へと歩いていく。ここはあまり人が入っていないためか、踏み跡もなくズブズブと足が埋まる。
最高点からは雨乞岳方面の眺めが良い。
最高点
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雨乞岳方面
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どのルートで下山するか迷っていましたが武平峠へ通じる道を使うことにした。
武平へのルートは遊歩道をスキー場とは逆方向に歩く。途中に神社や第二ケルンがあり、ゲート手前に山道への入口があるのでそこから下りはじめる。
このルートは2003年の時も使っているのでルートもしっかりと覚えているが、ほとんど人が歩いていないためか踏み跡も少なく膝くらいまで雪に埋もれるくらいで雰囲気が変わっていた。
初めは笹地帯を歩いていき、岩場、砂へと変化する。あっという間に武平峠につきトンネルへと出る。
アイゼンを外し鈴鹿スカイラインを歩いた。途中のアイスバーンで転んでしまった。
< コースタイム >
登り スカイラインゲート→山頂 2時間20分
下り 山頂→武平峠トンネル 45分、武平トンネル→スカイラインゲート 45分
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