この日もバイトが終わってから恵那山に向かいました。
名古屋からは国道19号線を長野方面に進んでいきます。中津川市に入ったら中村の交差点を右折して国道363号線を進んでいきます。ある程度進んでいくと橋の所に「黒井沢登山口」の案内があるのでそれにしたがって林道を進んでいきます。
初めは舗装された道が続きますが、途中から未舗装の悪路へと変わります。林道に入って10km。遂に開けた駐車場に到着です。
今まで幾つかの夜間登山をしましたがその中でも、1・2を争うくらいの満天の星空でした。この時点で2時くらいだったので仮眠を1時間半くらいとることにしました。
登山口はこの駐車スペースの目の前にあり一目で分かります。そして、「この付近、熊出没」の注意書きが。入口からびびらせてくれます。(しっかりと熊避けの鈴は付けました)
初めは黒井沢沿いを進んで行くこととなります。3日前の台風のせいか水量はかなりありました。何回も黒井沢を渡りながら進んで行くとやがて沢から離れ岩場となります。
この岩場を登りきると眺めは最高!!南アルプスの山々を眼前に見ることができます。ここまでおよそ2時間。ここで朝食を食べながら南アルプスから登ってくる日の出を見ることに。
辺りが少し明るくなり始めた6時8分、眩い光が辺り一面に広がりました。山の夜明けです。いつも見ている太陽より大きく、力強く感じたのは私だけでしょうか。
日の出を見たら先を急ぐことに。ここからは笹が群生した箇所を進んで行くこととなります。笹の背丈はそれほどないので気にはなりません。ここで高度をどんどんと上げていきます。目の前には引き続き南アルプスの山を見ながら登ることができ雲の上に浮かぶ3000m級の山々は壮大です。この笹郡を登って行くと野熊ノ池に着きます。この池には休憩用の椅子もあり近くに避難小屋もあります。
野熊ノ池
池から流れ出ている細い水路を渡り上を目指します。するとだんだんと岩場へと入っていきます。それも明らかに台風で折れた倒木が幾つかあり行く手を阻んでいましたが、一つ一つ慎重にそれを超えていきます。木々が立ち並んでいるので少し肌寒く感じましたが、この日は天気が良かったのですがすがしかったです。
この岩場を登ると山頂小屋が現れます。トイレ完備の本格的避難小屋です。少し休憩して山頂を目指すことにしたのですが、小屋奥の登りの道を進んだのが間違いでした。ここは富士見台に続く道で山頂には辿り着きません。三角点ないな〜と思っているとカモシカが現れました。一瞬、熊かと思いビックリしましたがカモシカでよかったです。ここは動物の住みかなんだと改めて認識しました。この選択ミスで1時間ほどのタイムロス。
山頂トイレと避難小屋
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御嶽山
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再び避難小屋に戻り確認すると登ってきた登山道の右奥手に道がありました。ここから少しあるくとすぐに山頂2190mへと着く。
山頂の展望はないが、開けたスペースはある。
深夜登山からの疲れか大休止したのち下山することにした。下山時は多くの人とすれ違ったのだが、すれ違う人、すれ違う人に「もう登ったの?何時から登ったの?」と聞かれたのが印象的だ。
今年は各地で熊が多く出没したので熊とも出会わず良かったです。
コースタイムは登り4時間、下り3時間でした。(間違えた時間はなし) |